ブレハッチを訪ねてtoビドゴシチ: 9
2007年5月16日、ラファウ・ブレハッチはナワヴェジスキ音楽大学を卒業。
本来、学生はこの卒業試験の演奏で卒業の合否が判断される。しかし、ショパンコンクールを制覇したラファウにとっては、卒業は暗黙の了解であるはず。ブレハッチの卒業試験のための演奏会には、招待状が発行された(!)マスコミ陣は、ユーモラスなタイトルで表現。例えば、「卒業証書はポケットの中」、「マスターは卒業しました。」(マスターとは完成した大人の意味で、学生には使いません。)など。
誠実で謙虚な人柄からみんなに愛されるラファウを祝福に、卒業試験会場は大勢の人が花束やプレゼントを手に押し寄せた。会場を一番多く埋め尽くしたのは学生、そして各界の著名人、音楽関係者、親戚家族など、会場は過去にない興奮と熱気で溢れました。
13:00開演、先生とモーツアルトのソナタKV448を連弾、その後、ソロでショパンプレリュードを演奏。雷鳴の拍手と歓声が想像できる。
コンサート後は修了書授与式。そしてメダルを授与しました。

学長(左)、ラファウ、恩師ポポヴァ教授(右)と。

学長室でお父さんと。

新聞、雑誌、テレビ、たくさんのマスコミから質問攻め。嬉しそうに、そして一つ一つ丁寧に答えるラファウ。
--インタビューの中で---
記者:演奏前に何をしましたか?
ラファウ:「1時間ほどウオーミングアップの為に、練習をしました。」
記者:「卒論のテーマは?」
ラファウ:「『演奏の3種類のやり方:コンクールのために、ステージのために、スタジオのために』です。僕なりの主張をまとめました。」
記者:試験前にストレスはありましたか?
ラファウ:「はい、ありました。コンサート前やコンクール前は、ストレスはいつもありますが、不思議なことに、前日になるとストレスよりもワクワクするような浮き浮きするような気持ちなります。それが力になって僕に演奏へのエネルギーと喜びを与えてくれます。」

恩師と、カメラマンに囲まれて!

卒業の署名をするラファウ
父のコメント「ラファウは卒業後もナックオに住む予定です。演奏などで海外へは行きますが。ここが彼の生活の源です。」
母のコメント「この卒業試験は、彼にとってもとても大切なものでした。大きなコンサート会場とかコンクールとは違いますが、彼は特別な思いで演奏しました。今日、ここで彼の人生が新しくスタートするのですから。卒業しても勉強は終わってはいません。人は死ぬまで勉強して成長しなければなりません。新たな勉強へのチャンスを捜しているはずです。」



卒業試験後、ラファウは日本演奏ツアーに出発、そして帰国後直ぐに、ドイツへCD製作のためにでかけた。大学では、彼のために、ナワヴェジスキ音楽大学首席のデイプロマと、ビドゴチシ市名誉学生としてのデイプロマを用意していた。これは、ラファウに手渡す前に、学長から見せていただいた、デイプロマです。


報告:ポーランド市民交流友の会、影山美恵子
「第2回 ブレハッチを訪ねる旅 2008年」を企画準備中。参加者を募集しています。
問合せ・申込 ポーランド市民交流友の会 担当影山まで
エ 053 522 0692 FAX 053 523 1297 e-mail: mieko@orange.ne.jp タイトル「ブレハッチを訪ねる旅」と件名を付けて下さい。
今までの「ラファウ・ブレハッチを訪ねて」シリーズも御覧下さい。
ブレハッチを訪ねて8:名古屋公演プログラム 5.31.2007
☆ブレハッチを訪ねて 6:来日記念インタヴュー(06/11)
☆ブレハッチを訪ねて 5:音楽祭inワルシャワ(06/10)
☆ブレハッチを訪ねて3.:ブレハッチファンクラブ代表片桐章利氏(2006/1/10)