2004ショパンアカデミー学院春期ピアノセミナー報告

開催日程:2004.3.17〜3.31 

会場:ポーランド国立音楽大学ショパンアカデミー学院(ワルシャワ市)

担当教授:ピオトル.パレッチニ教授、レギナ・スメンジャンカ教授、カジミエシュ・ギエルジョド教授・テレサ・マナステルスカ教授、マリア・シュライベル教授

レッスン:6回(各1時間)日本人通訳者付の大変充実した集中セミナー。毎年リピータも必ず参加、応募者が広がり、今回も早々に定員に達してしまい、締切後にもたくさんの問い合わせいただき、ありがとうございました。セミナーは今回も大成功に修了いたしました。

『ショパンが20歳まで生活したポーランドに、彼と同じ年になる前にどうしても訪れたかった!』そう、熱く語る受講生。とうとう彼女はポーランドに魅せられて、そのまま留学してしまいました。

    

ショパン聖十字架教会前で

ショパン聖十字架教会全景(ショパンの心臓が安置されている)

昨年の春期セミナーでは到着早々雪景色のワルシャワを歩きましたが、今回は晴天!春日和で用意してきたロングコートが不要でした、、、、と思いきや、その1週間後は、粉雪がちらつき、みぞれ混じりの雨やアラレ!驚いたり喜んだり。

ショパン協会の前で、ショパンアカデミー学院はここに隣接しています。

ショパン協会は「ショパン博物棺」、ショパンの遺品、書簡などあらゆる種類の資料収集に努めている。3階は国際ショパンコンクールの運営本部。

アンナさん(右)の案内でショパンが住んでいたアパートへ(ワルシャワ大学構内)、レッスン and レッスンの日々、そしてショパン三昧の日々が続いた!

セミナーオープニングガイダンス:世界のショパンのエキスパートに対面!右からパレツニ教授、シュライベル教授、ギエルジョド教授、スメンジャンカ教授、マナステルスカ教授(アカデミー学院内)

スメンジャンカ教授レッスン:通訳と2人三脚!ショパンを愛する教授の、心のこもったレッスンが、平沢さんの通訳でテキパキと進行された。

(受講生/ピアノ教師:大変きめ細かく期待以上の素晴らしいものでした。正直先生の言われる事を直すのに手がついていかなかった感がありますが、ねばり強く親切に教えて下さいました。)

シュライベル教授レッスン:溢れる情熱、燃え上がるショパンの激情!聴講生がいつもいっぱい押し寄せた、人気あるレッスンでした!

(受講生/学院生より:自分の足りない部分が良く分かりました。日本では得られない部分がたくさん教えていただいたと思います。日本に帰ってきて、事実勉強の仕方がかわりました。)

マナステルスカ教授レッスン:優しいマリア様のような、マナステルスカ教授。先生のレッスンをポーランドで受けたくて、リピータが後を絶たない。

(受講生/音大生1年:音楽的表現力、ち密な構築性と言った高度な指導から、姿勢・指の事、テンポのことといった基礎的な指導まで、細やかにしていただきました。大変勉強になり、セミナーが終わるころには、とても上手にできた気がしました。

パレツニ教授の自宅訪問:大峯さん(留学生)のレッスンを聴講に、セミナーの合間、ワルシャワ郊外にある教授の美しい自宅までお邪魔しました!うれしかった!!

(受講生/音大生:音楽の魂を教えてくださるレッスンで、とにかく熱い!しかもまじかで弾いて教えてくださり、その演奏が涙が出る程素晴らしくて、感動的なレッスンでした。)

ギエルジョド教授から修了証書を授与。

ショパンアカデミー学院のカフェテリア(学食)で昼食。地元のポーランド料理が毎日食べられた。(右)セミナー事務局のマリア・ヌイギイエバウエル女史

ショパンアカデミー学院内、3月は大学が開講中、まるで留学生のように構内を闊歩した!

みんな友だち、ポーランドで素晴らしい出会い!!

セミナー日程:

1日目

10:30成田空港出発 12:45 SK984便 コペンハーゲン到着16:15 

20:40 コペンハーゲン乗換22:05 ワルシャワ F. ショパン国際空港着 寮へ

2日目〜13日目   

9:30寮門前集合:影山の案内で寮周辺案内〜アカデミー学院へ

12:00オープニングセレモニー、セミナー受講ガイダンス、学院内の案内、ガイダンス終了後、レッスン開始

ショパン三昧オプショナル:ショパンツアー (ワルシャワ市内のショパンゆかりの地へ御案内/ショパン聖十字架教会、ショパン博物館、ショパン協会など)コンサート鑑賞:ワルシャワフィルハーモニーホールコンサート/ショパンアカデミー学院記念演奏会 ショパンの生家への小旅行 

最終日 

19:00予定 ショパンアカデミー学院セミナー修了証書授与式/教授推薦による最優秀受講生の修了コンサート

教授とのお別れパーテイ

3月29日アウシュビッツの旅(中谷剛さん博物館案内)

アウシュヴッツ博物館を訪れて。(受講生の感想)

中谷さんのガイドは、ただ歴史を見つめるだけで無く、多くの事を考えさせて下さいました。悲しい歴史なので、辛いと考えていたのですが、少し受けとれられたようなきがしました。私達が歴史を認識しなければならない意味を見出せた様な気がしました。(19歳)

なぜそのような出来事が起こったのか?当事者たちはなぜそのような事を起こしてしまったのかと言う背景までも、分かりやすく説明してくれて、知るだけで無く、考えさせられる旅でした。こんなに心に残るガイドさんは初めてです。『誰もが被害者から加害者に転じてしまう。』という言葉が印象的でした。(26歳)

中谷さんのガイドで、ただ恐ろしい!と言う表面的な感情だけで無く、もっと内面の奥の深い事まで考えさせられる見学ができて良かった。アウシュビッツを保管して、博物館にしてあるのは、ただの悲劇の場所を後世の人に見せたいからではなく、どうしてこういう事が起きたのか、二度と起こさないために、何を教訓として伝えたいからなんだとういう、最も大切な事をふまえて見学できたからです。TVや本で見てると、過去の生々しい経験を伝える内容が多いので、自分も恐ろしい場所だという、先入観があまりにも強かったが、中谷さんのガイドのおかげで、『来てよかった。』としみじみ実感できました。(20歳)

1度は訪れたい地でした。感無量でした。中谷さんの案内はさらに感動を加えてくださいました。お話の中で、ドイツは収容所をこうして公開する事によって、自らの過ちを認め、平和について次の世代へ考えさせるようにしているが、日本には中国などアジアにこうしたものを残していくということに将来なればよいと話しておられました。(30歳代)

アウシュヴィッツは、僕がその存在を知った小学時代からの訪れたかった場所でした。全てを見終え、ワルシャワへ帰って、初めて「行けた」喜びを感じました。日本人の中谷さんの言葉はあまりにリアルで、胸が苦しくなりましたが、日本へ帰ってきて思う事は、やはりその言葉を自分の一生の中で聞けたのは、「大きな財産」になったことです。(21歳)

(追記・事務局影山)  何年か前(昔?)に、初めてアウシュビッツへ訪れました。そのときは、ポーランド人の女性ガイドに案内されました。私はその後、もう二度とここへは来ないだろうと決めました。しかし、翌年「交流会」会員の同行で、再度アウシュビッツへ訪れました。『今日のガイドは日本人です。』と知らされました。『へえ〜、こんな地の果てに、日本人ガイドが、、、』と思いました。すると目の前に現れたのは、想像もしなかった、精悍な青年でした。その方が、中谷剛さんでした。そして、中谷さんの案内の言葉のひとつひとつに心打たれました。「日本人はもっとここに来なければ、特に若い人たちが」と思いました。こうして10代を含む若者達が、中谷さんによって「歴史の教科書でもあるこの地」へ案内されたこと、嬉しく思っています。

中谷さんは、私が誇りに思う、『ポーランドで頑張っている日本人』のひとりです。

3月30日帰国日

10:00 寮門集合空港へ 12:10発SK752便ワルシャワ国際空港発 コペンハーゲン乗り換え13:40着/乗換 15:45SK982便  

3/31翌朝 10:35 成田着 税関通過後に解散

受講申込、要項請求、お問い合わせ ポーランド市民交流友の会 事務局 影山美恵子  tel:053 522 0692 / Fax: 053 523 1297

  e-mail: mieko@orange.ne.jp
  http://polja.hypermart.net/

主催:ポーランド市民交流友の会、ショパンアカデミー学院    

後援:駐日ポーランド共和国大使館  在ポーランド日本国大使館 日本ショパン協会 (株)ショパン 全日本ピアノ指導者協会 

Homeヘ戻る