ショパン音楽大学2013夏期ピアノセミナー報告

開催日程:平成25年8月20日〜9月1日

セミナー会場:ショパン音楽大学(ポーランド・ワルシャワ市、ショパン母校)

個人レッスン5回(各1時間)日本語通訳付き、練習室確保、修了演奏会開催

夏期間だけ開催されるワジェンキ公園のピアノ演奏会。セミナー担当のシュライバル教授が演奏。リニューアルされたショパン像の園内でピンクと白のバラに囲まれた受講生。

今年で16回目を迎える『ショパン音楽大学夏期ピアノセミナー』が開催された。ピアノ講師、音大生から中学生、演奏家、ピアノ愛好家と日本中から集合した。

ショパンコンクール審査員長のヤシンスキ教授のレクチャーが開催された。ショパンの演奏法などを沢山の演奏を交えて丁寧かつ情熱的に講議いただいた。

以下:受講生のアンケートによる、セミナー御報告

ヤシンスキ教授レクチャーについて、

モーツアルトとショパンの音楽に共通している事について、とても興味深く聞かせていただきました。マズルカは一つ一つ実際の情景を詳しく説明していただき、非常に勉強になりました。今後マズルカを勉強する上で生かして行きたいと思います。やはりショパンの音学を演奏するためには、ポーランドの歴史・文化・踊り等、長い時間をかけても、じっくりと自分の手にとってふれながら学んで行く事が必要不可欠だと改めて教えていただきました。(演奏家)

教授の演奏からもショパンとモーツアルトの共通点は想像以上に多く驚きました。作品の内容をよく理解しつえで、それを伝えるために一台のピアノの中で様々な音色を作り演奏するのはとても神経をつかう事ではありますが、ヤシンスキ教授はそれを凄く自然な流れで行われており、本当に感動しました。(音大生)

カバラ教授のレッスン

先生は優しく分かりやすい指導のもと、大切な事をたくさん学ばせていただきました。先生はとても温かい人で、いつも丁寧にレッスンをして下さいました。特に音楽的な面を託さん磨いていただきました。(高校生)

カバラ先生は本当に優しくて、とても丁寧でそして分かりやすく御指導くださいました。エチュード2曲はどちらも速い曲だったので、速いからつい先へ先へと気持ちが走って行ってしまいがちだけれども「今弾いているところに集中して弾きましょう。」とおっしゃて下さった事で、音の粒一音一音まで耳を傾けて弾けるようになり、音の粒が揃えにくかった箇所も、部分練習、リズム練習の仕方を御提案してくださり、レガートに真珠のネックレスのように音と音がつながるようになりました。また「日本人は練習曲ととらえてしまいがちで機械のように速く弾いてしまう方をよく見ますが、エチュードには音楽的要素がたくさん詰まっていますよ。」と作品のキャラクターやそこに込められているショパンの想いを教えて下さり、幻想的な表現へとつながるcresc.dim. アクセントの解釈の仕方等、細部に至るまで丁寧にアドバイスして下さいました。バッハは「私達はいつも テーマについてどのように弾くか良く考えなくては行けません。」と「「あなたの表現でも良いけれど、こういう弾き方も提案しますね。」と、日本では全く学べない音質でのテーマ表現を教えて下さいました。カバラ先生のバッハは教会で響くオルガンの深く温かい音色で強調するところ、カデンツ、cresc の工夫が本当にヨーロッパ的で最初に弾いていたプレリュードとフーガが全く薄っぺらいようにかんじてしまう位、荘厳的な曲に変わって、自分でもびっくりしました。カバラ先生も誉めて下さいました。バッハは難しくてあまり好きではなかったのですが、カバラ先生のレッスンでバッハがたのしくなりました。(中学生)

ロマニウク教授:先生は音色の事、脱力の事、ショパンのルバートのやり方を中心に丁寧に教えて下さいました。自分では力が抜けていると思っていた部分も、先生から指摘され、意識してみると実際に音色が変わったり、弾きにくかった部分も完全に脱力する事でかなり弾きやすくなったり、、と、短期間でしたが、自分でも変化を感じられて、とても貴重なレッスンを受ける事ができ、本当に良かったです。そして何より、先生が弾いて下さる音が、本当に豊かな音色で、「こういう音を出せるようになろう!」と新たな目標も出来ました。(演奏家)

先生は、5回のレッスンに置いて、始終よい音を出すための腕の使い方を教えて下さいました。「鈍な細かい音も力を抜いた綺麗な音で」戸の弧度バ通り、一小節毎、時には一拍毎と本当に丁寧に指導していただきました。コツを掴むと自分でも驚くくらいにピアノ全体が鳴り響くようになって、本当に楽に表現ができるようになりました。他の先生方も音色について熱心に仰っており、響きや音をきくことについて、改めて深く考え直すきっかけとなりました。(音大生)

シュライバル先生のレッスン

とても情熱的で温かく素晴らしい先生でした。レッスン内容は、とても細かく、1曲を凄く深める事が出来たと思います。練習方法も詳しく教えて下さいますので、先生のおっしゃった事を確実に理解することができました。先生がショパンの曲に対して感じておられる気高さや尊さ、曲の持つエネルギーを毎度レッスンで感じ、今まで自分がショパンに対して感じていた気持ちの甘さに気づかされました。常に自分の頭の中でイメージしてから音を出す事、音楽の作り方など、本当に勉強になりました。(音大生)

先生のレッスンは、内容が濃くてついて行くのに必死ですが、5回のレッスンが終わった時の開放感は心地よいものです。自分の足りない部分が分かり過ぎて落ち込む事もありましたが、ショパンの地でピアノ三昧の日々を過ごせて、幸せでした。また先生のレッスンを受けに来たいと思います。(ピアノ講師)

ギエルジョド教授:先生はとても優しく、人柄の良い先生でした。レッスンでは、まず1回通り演奏した後、注意するポイントを簡潔に教えて下さいました。何を直したら良いのかがとても分かりやすかったです。そしてレッスンの最後には必ず何か質問かありますか?と聞いて下さり、聞きたい事が質問しやすかったです。(音大生)

短期間に5回と、念密に見ていただき、練習も集中して取り組む事が出来ました。先生のおっしゃっている事がスムーズに理解できるようになったかと感じています。一番のセミナーの目的であるレッスンに、集中して取り組めた事が嬉しかったです。特に、修了演奏会では、先生にも良く見ていただき、一緒に演奏させていただき感謝しています。(演奏家)

(ギエルジョド教授より修了証書授与、修了式で)

修了コンサート:ショパンの国ポーランドでショパンの曲を、ワルシャワの方々に聞いていただけたのは、私にとって一生の宝物です。演奏した後に、ポーランドの人にサインを求められ、凄く嬉しかったです。(演奏家)

地元の方々の音楽を愛する気持ちを、聞きに来て下さった方々をみて、また実感しました。日本の大学内で公開の演奏会をしても、地元の方はあんなに聞きには来てくれません。(音大生)

(大学構内で)

出会い:中学生から自分の母親を超える年代の方達と行動を共にし、食事をし沢山はなす事が出来て、今まさに直面している将来への悩みや今後のピアノとの付き合いについて、いろいろな御意見を聞く事が出来て、ポーランドでセミナーを受けただけでなく、人と人との縁が広がったと感じました。(大学生)

 受講生有志で帰国後演奏会を開催!!

日時:平成26年1月19日13:30〜

会場:府中の森芸術劇場ウイーンホール

「Wspolny Koncert ワルシャワで出会った仲間達によるジョイントコンサート」

修了コンサートのポースターで記念撮影

セミナー修了後の、クラクフへの一泊旅行

問合せ:事務局影山美恵子 e-mail: polja@mail.inh.co.jp

tel: 053 522 0692

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ポーランド国立ショパン音楽大学:ショパンアカデミー学院改め

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2010ショパン音楽大学夏期ピアノセミナー報告(2010/8)

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2006春期ピアノセミナ報告(2006/7)

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ショパンアカデミー学院2003春期ピアノセミナー報告 2003/6

参考:ショパンアカデミー学院`03夏期ピアノセミナー報告(2003/12)

参考:2002ショパンアカデミー学院ピアノ夏期セミ報告(2002/9月)