ショパンアカデミー学院春期セミナー2006報告

ショパンの母校ショパン音楽大学で、2013年春期ピアノセミナーショパン音楽大学(ポーランド・ワルシャワ市)で、が開催されました。

(修了式後、教授、受講生、通訳者らセミナー関係者と)

担当講師、ショパン音楽大学のピオトル・パレシニ教授、カジミエシ・ゲルジョド教授、ブロニスワヴァ・カヴァラ教授、イェジェイ・ロマニウク教授ら。

5回(各60分)の個人レッスン(全て日本語通訳付き)と全てのレッスンが聴講できました。練習室は二人ひと組で8:00〜19:00まで自由に使用、朝から晩までレッスンと練習に明け暮れた充実の日々でした。

(ワジェンキ公園ショパン像、運良く晴天の日)

ショパンが愛したワルシャワで、ポーランドの景色、風、空気、ポーランド語に囲まれて、受講生は大きな刺激を受けました。

滞在先から大学までの道のり、ショパン聖十字架教会(右)、ワルシャワ大学(左、ショパンが生活)などを、探索。

以下受講生のアンケートから。

(パレチニ教授のレッスンを受講)

 パレチニ教授の指導は大変適格で分かりやすかったです。自分自身が曲に対して理解を深めていなければ、底の浅いレッスンになりやすいかもしれません。細かいテクニックよりも、いかに音楽と向き合っているかと言う姿勢を見せた方が、先生は多才な技術教えてくださいます。音をミスしても、途中で止まってしまっても、自分の音楽を伝えることが一番大事だと、先生はハッキリおっしゃっていました。大変素晴らしい先生でした。

 今回、私のレッスンではショパンのみ見ていただきましたが、他の受講生には、バッハやベートーヴェンをレッスンしていただいている方もいらっしゃいました。とても暖かな音のタッチと、音楽に対する真摯な姿勢がドイツ音楽とも、とてもマッチしていて、先生の演奏に(レッスン中でしたが)聞き惚れてしまいました。次回チャンスがあればブラームスやシューマン、ロシアもの等も教えていただきたいと思いました。ショパンは勿論見事でしたが、先生の守備範囲の広さを考えると、ショパンンいこだわり過ぎるのは勿体ないかも?(音大生)

パレチニ教授のレッスンは、細部にわたって丁寧に熱心に指導いただきました。先生のレッスンを受け短期間での変化に、自分自身とても驚きました。また、私が弾いている最中に横で伴奏を付けて弾いて下さり、その曲の新たな一面を感じ取る事が出来ました。日本で教授のレッスンを受けられるのも素晴らしいと思いますが、ポーランドで受けれたのは貴重な経験になりました。(音大生)

(ギエルジョド教授のレッスンを受講)

 ギエルジョド教授は、ポーランド民族舞曲が得意としていて、マズルカの独特なリズムを教えていただきました。レッスンでは、毎回時間を延長してでも、親身になって教えてくれ、曲の作り方、仕上げ方、ショパンの音色をいろいろな観点から教えていただき。曲の深みを追求することが出来、とても勉強になりました。(音大生)

 ギエルジョド教授から笑顔で「こんにちは」と言われ、ポーランドに来て良かったと思える程、目の奥に潜むなんとも言えない暖かさを感じました。私自身、秋から冬にかけ演奏会が続き、時間のゆとりのあるこの時期に、先生とお会いして、練習の道筋が見えてきたことは、この先の大きな手助けとなりました。また、リサイタルのプログラムについても、御相談に乗っていただいたりと、プログラムの重要性も教えていただきました。(演奏家)

(カヴァラ教授のレッスンを受講)

 初めてお会いしたにもかかわらず、とても丁寧に細かいところまで助言してくださいました。作曲家の性格や、作品の歴史的背景など、日本ではなかなか勉強できないことも教えてくださり、演奏のイメージがより鮮明になりました。そして、隣で先生が模範演奏をしてくださる事も、とても勉強になりました。(演奏会)

 教授は、愛好家の私にもきちんと分かるように、言葉だけでなく、弾いて聞かせてくださったり、またどうしても上手く弾けない時は、練習方法まで、御指導いただき、特にペダルの指導が一番印象に残っています。厳しくも温かいレッスンだったと思いました。(ピアノ愛好家)

(ロマニウク教授のレッスンを受講)

 ロマニウク先生は、非常に分かりやすく、丁寧に脱力の仕方を教えてくださるので、短時間でしたが、上達のきっかけがつかめました。すこしでも汚い音を出すのを嫌う先生のなので、力を入れて弾いた時の音がいかに汚いか再認識させられました。(先生の言っている事を理解できれば、必ず上達できると思います。)ここまで徹底したレッスンをしてくださる先生はなかなかいらっしゃらないと思うので(しかも短期で)本当にピアノに対する情熱のある、素晴らしい先生だと思いました。(音大生)

 ロマニウク先生はとても丁寧に体の力の抜き方、音の出し方を教えて下さいました。先生の言葉や、肩に手を置いて、体の重さの使い方を教えていただく事で、今までよりも楽に弾く事ができるようになり、響きのある音、音楽流れもできるようになりました。メロデイーの歌い方や解釈についても、先生自身が弾きながら教えてくださいりました。解釈については提案してっも「好きなようにして良いよ」と言って下さり、より良いものを目指しながら自分の音楽の追求ができました。とても温かい先生でした。(高校生)

(セミナー全般、聴講、ワルシャワ滞在して)

ショパン博物館前で。ワルシャワはショパンゆかりの場所で溢れている。

 全ての教授のレッスンが公開されていましたので、自分のレッスン時間と重なっていなければ、自由に聴講できました。石畳と湿気のない空気と、ヨーロッパの木で作られたピアノと、ショパンの息づかいを感じる街と、、。このような環境で弾くショパンは格別でした。先生方も祖国ポーランドでのレッスンは、熱がはいるのではないでしょうか?日本でお会いした時よりも雄弁で、生き生きされているように感じました。(ピアノ講師)

クリスマスの飾りがまだ残るワルシャワの街並。 2月でも夜はイルミネーションが。

寮隣の大統領官邸

 聴講では、普段自分は聞かないであろう作品が聞けたのが良かったと思いました。自由に聴講できるシステムは大変勉強になりました。個人的には、ワルシャワを紹介してもらえ、ワルシャワの老舗を紹介してもらえたことが為になりました。ワルシャワに滞在して、悪い面も含め、ワルシャワが好きになりました。そして、日本もまた良い国だと初めて意識しました。色々と価値観の違いを体験できました。(音大生)

「ポーランドに滞在しながらレッスン受講の価値」 ショパンが生まれ育ったポーランド、空気・景色・言葉・食文化、、、すべてが日本と異なる環境を、実際に五感で体験し、ショパンの音楽に対する感じ方が変わりました。その環境の中でのレッスンを受講できた事は、本当に感慨深かったです。(音大生)

 「ワルシャワに滞在して」 冬が厳しいと言われるポーランドですが、だからこそその厳しさを体感しなければ、、、。実際訪れてみると、防寒具をきちんと用意して行った事や、たまたまそれ程寒い年ではなかったの、辛いと思う程の寒さは感じませんでした。朝のお散歩や大学まで歩いて行く時間が、毎日楽しく幸せなひとときでした。一人でいろいろな場所、買い物、レストランめぐり。受講生からも情報をいただいて、お土産も一杯買いました。年令幅がある受講生ですが、凄く仲良しになり、毎夜仲良く語りあえました。皆さん凄く一生懸命にピアノと向き合っているなあ、、と強い刺激になりました。(演奏家)

ギエルジョド教授から労いの言葉と、修了証書授与。

 大好きなショパンが生まれ育ち、生涯愛し続けた場所、そんな場所でピアノを弾いているんだと気持ちが高ぶり、ポーランドで弾くのと日本で弾くのでは、同じ曲でもぜんぜん異なり、その違いを感じ戸惑い、集中して練習しました。ポーランドでは響きも違うし、それによってペダルや細かいペダルや強弱のヒントにもつながっていきました。また、ポーランド語を聞いていると、うっとりしてきてしまう程、私には自然で滑らかで、流れる音楽の様に聞こえました。自然なテンポ、自然な音楽を作ってい郁子とが、課題である私にとっては、「ポーランド語でレッスンを受ける」、「ポーランド語を聞く」と言う事も、手助けになって、このような環境で学ぶ価値はとても大きなものでした。(演奏家)

修了コンサート、音楽好きの市民も鑑賞してくれました一般公開演奏会

 ポーランドに滞在しながらのレッスンで一番よいところは、ポーランドと言う国の持つ雰囲気を肌で感じられるところだと思います。その点で言うと、やはりショパンを中心に勉強したい時にはうってつけでしょう。ポーランドには西側諸国の空気とは違う特有の表情がありますから、リアルタイムで体験しながらのショパンのレッスンは、より想像力が豊かになるので、日本で勉強していた頃の演奏と、セミナー中での演奏は、同じ自分の演奏でも随分と違っていたように思います。日本でもショパンを勉強する事は勿論可能ですが、やはりイマジネーションの面で、ポーランドで勉強する事は、大変意義があるのではないでしょうか。

今回はポロネーズとマズルカを中心に受講曲に組み立てましたが、これは良い選択をしたと思っています。日本人には分からない、ひいてはフランス人にもドイツ人、ロシア人にも分からない、、、ポーランド人にしか分からない、独特の感性、民族としての血で奏でるリズム感。これはポーランド人のピアニストにしか教えられない貴重なものでした。(音大生)

ショパン音楽大学、ショパン像前

また再会しましょう!と約束して、、、、!ドビゼニア。。

2013ショパン音楽大学夏期ピアノセミナー募集中

http://polja.hypermart.net/2003-1/2013summersemi.html

問合せ:事務局影山美恵子 e-mail: mieko@orange.ne.jp

tel: 053 522 0692

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