ショパンアカデミー学院春期セミナー2006報告

20061月26日から2月9日まで、ショパンの母校、ショパンアカデミー学院8(ポーランド・ワルシャワ市)で、日本人のための春期ピアノセミナーが開催されました。

修了コンサート終了後:アカデミー学院コンサートホール

担当講師はショパンアカデミー学院教授陣のピオトル・パレシニ教授、カジミエシ・ゲルジョド教授、テレサ・マナステルスカ教授、ブロニスワヴァ・カヴァラ教授。5回(各60分)個人レッスン(全て日本語通訳付き)と全てのレッスンが聴講できました。練習室は二人ひと組で8:00〜19:00まで自由に使用でき、朝から晩までレッスンと練習に明け暮れた日々でした。

パレチニ教授レッスン風景、情熱的で迫力満点!通訳:伊藤ゆりこさん

また、空き時間にはショパンツアーと称し、聖十字架教会、ショパン教会、ショパンのアパートを探索。ショパン生家...とショパンの足跡を追いました。また、ポーランドで爆発的人気のあるカルテットのコンサート鑑賞、オペラハウスでの鑑賞、クラクフへは列車に乗って車窓からポーランドの「雪の田園風景」をたっぷり満喫しました。

すご〜い!雪にうもれたワジェンキ公園・ショパン 像が見えますか?

☆受講生からのアンケートより☆

ワルシャワ:本当に素敵な街でした。毎日、旧市街を歩き、大好きなヤン教会で心を空っぽな状態にするのが、習慣でした。そして、レッスン前に必ず聖十字架教会へ。ショパンの息吹きが聞こえてくるようで、わけもなく号泣した日もありました。』(ピアノ講師)

晴れの日は、こんなに空も青い。ショパン聖十字架教会。

雪の日は、みんな防寒、雪だるまみたい!でも楽しい!!!ホテルブリストルの通り 

マナステルスカ先生の素晴らしいレッスンを受ける事ができ、本当にうれしく思います。一曲に対してとても細かく、深い情熱を持って指導してくださいました。曲についてだけでなく、強弱や拍などの音楽の基本から、指の使い方、手首・腕の力の抜き方など、そして、効率のよい練習法も含め、自分に何が足りないのか、どのような強弱が必要なのか、どのように勉強したらよいのかを、的確に教えて下さいました。日本に帰って、それを実行し、練習の仕方も変わり、今とても良い方向に向っています。今回学んだことを、これからもずうと忘れずに、勉強したいと思っています。修了式の時に、門下生ひとりひとりにプレゼントを用意して下さっていて、その優しさと、先生の暖かさに感動しました。』(学生)

 マナステルスカ教授と修了パーテイで。先生に会えて嬉しかった!通訳:舘愛子さん

ギエルジョド先生に出会えた事:レッスン開始まで、とても緊張していましたが、先生がとても温かいレッスンの場の雰囲気を創って下さり、5回のレッスンを通して、自分がどのようにレッスンを受けたいかと言う意志を伝える事ができ、本当に沢山の曲をレッスンして頂くことができました。  1年のほとんどがピアノを教える事で費やす毎日、学生の頃のようにさらうこともできません。先生には練習不足の曲をレッスンさせてしまい、かえって申し訳なかったと感じています。それにもかかわらず、一つも嫌な顔をせず、演奏に対するアドバイスはもちろんのこと、なぜ私がこのような人生.生活を選んだのか、それも先生のアドバイスの中に秘められていることと感じました。ギエルジョド先生に出会えて本当によかった、このセミナーに参加できて良かったです。これからも、私のこの旅は続きます。』(ピアノ講師)

暖房パーフェクト。レッスン室もポカポカ春のように温かい!ゲルジョド教授とレッスン。

『留学:ポーランドでカヴァラ先生と出会いました。先生のお人柄、お話一つ一つが心に響き「もっと先生と勉強したい!」。『新しい自分の発見を』とセミナーが始まる前に影山事務局が言われた事を実感しました。帰国して、両親に打ち明けた留学。いままで考えていなかったことなのに。新しい出発、自分の目標が発見できて、とても嬉しいです。』(学生)

カヴァラ教授と修了パーテイで。 感謝の気持ちを大きな花束で。 通訳:熊谷久美絵さん

友情:今回で、セミナーに参加するのは、3回目になりますが、留学を希望しているわけでもないのに、なぜ3回も同じセミナーに参加するのか、自分自身でも不思議です。理由の一つはセミナーで一緒になった人たちと今でも交流が続いている事。事実、ワルシャワに留学しているかつての受講生達との再会に歓喜しました。帰国後も私のリサイタルにも駆け付けてくれた人たち。来年は、受講生のリサイタルに行きます。今まで、いろいろなセミナーに参加しましたが、このセミナーほど、蜜の濃い交流が生まれ、そして続いている例はありません。年代に多少の幅があっても、同じ「ピアノ」という目的があると、見知らぬ同士であっても自然と心が通い合うものなのだと思います。おかげで自身のピアノに対する姿勢も少しずつ前向きな変わっていきました。』(ピアノ講師)

空港まで見送りの元受講生の留学生。しかも朝食用にと手作りおにぎり持参。感激して泣けました!

思い出:滞在中に起きた全てが(ブレハッチさんと出会えた事。「影山取材中の市内ホテルでバッタリ出くわした!」。山本貴志さんの演奏と一緒に食事をした事、他)奇跡的で夢の様でした。迷っていた全ての事から解放され、心が洗われました。今後の人生に大きく影響を与えてくれました。言葉では表せませんが、心で体で全てを感じてきました。「音楽をピアノをやってきてよかったと!。』(ピアノ講師)

やった!ラッキー!まるで夢!ラファウ・ブレハッチと遭遇。

(影山追記)

1月のポーランドは厳冬!しっかり厚底ブーツにコートと防寒準備。しかし窓から見える一面真っ白なワルシャワの雪景色に毎日ワクワクしました。それは室内がセントラルヒーテイング完備なので、どこにいても温かく、日本の冬よりずう〜と快適でした! 

今回もたくさんの出会いと、貴重な経験。   しかし、一番素敵な出来事は、2005年10月のショパン国際ピアノコンクールで4位に入賞した、セミナー出身の山本貴志さんが、ショパンコンクール凱旋ツアーを終わらせ、日本からワルシャワへ戻ってきたばかりと言うのに、私達のために、特別のミニコンサートをご好意で開いていただいたこと。その演奏の素晴らしい事はもちろん、山本さんの気さくで優しい人柄に、受講生達の目は「ハートマーク!!」。『山本さんありがとう。日本でのコンサートはみんな揃って駆けつけます。』 私達は、あなたに会えた事を大事にし、あなたを誇りに思っています。

  山本貴志さんの感動のコンサート。『ありがとうございます!』感激して涙する受講生達。

サインも喜んで。優しくて気さく、みんな大ファンになりました。どこまでも追っかけます!

日程(概要):

1/27:成田集合出発 18:30 ワルシャワ到着〜寮ジェカンカへ

1/28:オープニングガイダンス。レッスン開始

1/29:ショパン生家へ小旅行、オペラ鑑賞(国葬のため後日に変更)

1/31:ショパンツアー(聖十字架教会、ショパンのアパートなど探索)

2/01:民族舞踊ワークショップ

2/05:クラクフ旅行(列車で)

2/07:修了式(修了証書授与式)修了コンサート、お別れパーテイ

2/08:終日自由:山本貴志さんコンサートアカデミー学院で。    

2/09:帰国へ。翌2/10成田到着解散

絶景!美しい冬のヴァヴェル城。ヴィスワ川に群れする白鳥。(クラクフ)

2007年春期ピアノセミナー受講生募集開始しました。

期間:2007年1月26日〜2月9日予定

詳細:2007年 春期ピアノセミナー受講生募集!御覧下さい。

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