2000/第3回市民交流ツアー報告

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影山美恵子



 

ポーランド市民交流友の会は、ザコパネにある村人口およそ3,000人のブコヴィナ・タトゥシャンスカを訪問した。

ブコヴィナ郡(総人口数11.000人)の5つの村で構成された一つの村で、そこにはヨーロッパで最大といわれる木造建築の文化センターがある。地上3階地下一階の建物には大ホール舞台、工芸製作工房などがあり、毎年ブコヴィナ郡の伝統行事が行われる。

センターの総支配人ジグムント・クフタ氏(38歳)の案内で、日本人では初めての革細工職人と少年少女民族舞踏団との交流を、郡知事のジョゼフ・モドウォワ氏も出席し行われた。

革細工職人との交流では、静岡県掛川・袋井市のレザークラフト教室の先生、生徒さんが日本から持ってきた自分の革細工をお互いに披露したり、技術や小道具の交換もしました。

そもそもブコヴィナ訪問は、今年2月ポーランド市民交流友の会の働きかけで、静岡県引佐郡細江町と岐阜市PTPIがポーランド少年少女舞踏団を招いた際、同行したポーランド国営テレビ音楽デレクターのクビアトビスカ女史(ポーランド市民交流友の会会長夫人)の番組に、クフタ氏率いる舞踏団が出演したのがきっかけ。

少年少女舞踏団 マーリィ・ヴィエルホヴィアニェは1926年に設立、ブコヴィナ郡文化省後援で、幼児、小学生、高等学生の3部門に分けられ国内だけでなく、オランダ、フランス、ウクライナ、ブルガリア、スロバキア等でも海外公演し活躍している。舞踏は典型的な山岳舞踏で、ロビンフットを思わせる少年達が、斧や剣を手に民族楽器演奏と声高らかな民謡にあわせに勇ましく踊るのが中心。親から子へ代々に受け継がれている民族舞踏である。

民族楽器や少年達が持つ革細工の舞踏道具、少女たちの目に鮮やかな手刺繍の民族衣装は、全て村民の手づくり。民間伝承の由縁である。

舞踏鑑賞交流後、青空にそびえるタトラ山地を背に野外夕食会。一頭丸ごとの羊の肉が焼き上がるまで、子供達と日本の歌の交換や踊りの披露で時間が過ぎるもの忘れた。

初めて会う日本人に怯むことなく、ポーランド人の親日感情を親から伝えられた『ちびっ子大使達』と交流を広げることができ、ポーランドの民間伝授の伝統を垣間見た。

少年少女舞踏団による舞踏公演(文化センター大ホール舞台で)


革職人が自慢する作品の一つの革細工、ローマー法皇の写真が中央に。

(上)ポーランドの国鳥コウノトリを偶然農家の屋根に見つけた。

(下)クフタ氏の民族衣装の歓迎と案内でチェコの国境まで。
タトラ山を見ながら、バーベキューと
ダンスを楽しむ、楽しかった!
舞左3人目よりヤブロンスキ−会長/影山/
郡知事のジョゼフ・モドウォワ氏
革職人と、技術交流、会長の通訳で
お互いの道具交換も。

(かげやまみえこ・ポーランド市民交流友の会事務局 2000/6/20中日新聞掲載)

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